こんにちは。相生あおはです。北の大地である北海道は行ったこと、一回はあると思います。でも、最北の街「稚内」に行ったことはありますか?
聞いたことあっても、遠いし、冬は寒そう。それに何があるか分からない、といったイメージが先走るのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな稚内市のご紹介です。知名度が何故か低いのですが、食べどころ、見どころがたくさんあるんですよ。私自身も稚内市には5回以上行ってるので、解像度高めに紹介して、興味を持ってもらって、是非とも一度は行ってみてほしいと思います。
~もくじ~
稚内市基本情報
まずはね?どんな所か知らないと、ね?
稚内市は、北海道のてっぺんにあります。
アクセスはこんな感じ。
- 札幌から特急で約5時間
- 札幌から高速バスで約6時間
- 羽田から飛行機で2時間
- 新千歳空港から飛行機で1時間
見ての通り、北の最果ての地です。首都圏の人は羽田から飛べばいいでしょうが、そうじゃない人は新千歳空港を経由するのが無難かなぁ*1。
そんな果ての地を宣伝する理由は、この記事を読めばわかるはずです。
グルメ
美味しいものを食べてこその人生。特に北海道と言ったら、食が定番ですが、稚内も美味しいものが目白押しです。たくさんあるのでジャンジャン紹介していきます。
海産物部門
その1. ミズダコ。目の前の海で元気に水揚げされます。タコカレーにしたり、タコしゃぶにしたり。特に、タコカレーは稚内副港市場内"てっぺん食堂"で食べれます*2。歯ごたえが強く、カレーに負けない香り高さが好みです。
その2. ウニ。稚内市の名産物って程有名ではないんですが、ウニ漁師さん直営の超絶美味しい定食屋さんがあるので、紹介させてもらいます。旅人なら誰しも知ってる、"樺太食堂"さん。
私イチオシの"うにだけうに丼"は5,000円と、かなり高額なんですが、年に一度は食べたくなる美味しさです。ウニ好きなら大満足間違いなし。ウニ好きじゃなければ、絶対ウニが好きになる。そんな美味しさ。
ただし、営業期間・時間に注意。ウニが獲れる夏季の、昼間のみの営業です。訪れる際は営業中か要チェック!
これで5,000円はむしろ安いのでは?????ビッシリとウニが乗ってます。
その3. イクラ&サーモン。漁師さん曰く、稚内港にも秋になると鮭がピチピチと押し寄せるそうです。イクラやサーモンも、稚内副港市場にずら~っと並んでいます。
北海道で食べられるイクラ、実は多くがロシア産なんです。なので、本当の北海道産のイクラを食べられる所は実は限られています。稚内市は、そのうちの一か所です。
非海産物部門
その1. 稚内牛乳
脂肪分が良質なので、舌触り滑らかで甘い!低温殺菌なので、賞味期限が短いため稚内でしか飲めません。
その2. 宗谷黒牛
一年を通して強い風が吹く地で逞しく育った黒牛。柔らかい肉質で美味しいです。稚内駅内にある飲食コーナーで、宗谷黒牛のビーフシチューが食べれます。
見どころ
多いので4つに厳選しました。
1. ノシャップ寒流水族館
規模は確かに小さい。でも、The街の水族館という感じで、観客との距離が近くて好きになりました。展示物も多くが手作りで、飼育員さんの愛情を感じます。
2. 宗谷岬
日本最北端の地。ここは有名だと思います。実際に行ってみると、いつも旅人がたくさんいます。夏は特に沢山。冬だと空気が澄んでいて、異国の地サハリンが海の向こうに見えます。旅情が掻き立てられて、エモいのでおススメ。
3. 稚内港北防波堤ドーム
サハリンが日本領だった時代、稚内からの航路が出てたんですが、その乗り場を波風から守ってました。ちょっと豪華な作りが時代を感じさせます。
4. 抜海駅
開業した1924年当時のままの姿で残っています。駅舎のドアをスライドさせる音、駅の中の床が軋む音、少し歪んでいる梁。まるで大正時代にタイムスリップしたかのようです。貝殻で作られた縦書きの"抜海駅"の文字も味があってよい。
列車でのアクセスは絶望的なので、レンタサイクル等でのアクセスがおススメです*3。
超絶イチオシ飲食店
"ら・せーぬ"さんは絶対に行きましょう。
食が細い私が思わず秒で完食するくらい美味しい。美味しすぎてビックリします。素材も調理も逸品なんでしょうか。カウンター席の向こうでマスターが一つ一つ手作りしてくれます。さらに、手作りのケーキも追加で注文できます。
会計時に聞こえてくる会話は、店員さんとお客さんの距離が凄く短く、稚内市民に愛されてることがよく分かります。
観光客を見かけたことが無いので、稚内市に訪れたら是非来てください。稚内駅からも徒歩圏です。
まとめ
いかがでしたか?まだ書ききれないことも沢山あるんです。アクセスは良いとは言えない稚内市。でも私がわざわざ5回以上行ってる理由を、きっと分かってくれたと思います。稚内市の観光大使とかでもないけど、本記事で少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
旅先で訪れた都市をこうやっておススメする記事は、ちょっとずつ書いていきたいですね。
それでは。