相生あおはの書庫

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卒業旅行記 7日目

続・卒業旅行記です

~おしながき~
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8日目 (完)

本記事の目次はこちら。

1. 2022/03/03 最後の稚内市内観光

目覚まし時計も掛けなかった記憶があります。過去一番ゆっくりスタートです。

やっぱこのアングルが一番好きかも

朝食は優雅に稚内駅で。稚内牛乳に宗谷黒牛のビーフカレー。これでもかと道北を満喫します。ちなみに昨日今日と私たちが稚内牛乳を飲みすぎたせいか、直後に稚内牛乳が品切れになっていました。すんません

豪華ランチ

当初の予定では普通・快速列車を乗り継ぐ予定だったんですが、友人Kが明らかに疲れていたのでその後の特急で旭川まで一本に旅程変更しました。

疲れていても時間まで観光がしたい。意見が合致しました。なら、行こう。
昨日は宗谷岬に行ったのでノシャップ岬を提案、GO。
ノシャップ岬は宗谷岬と違ってレンタサイクルで気軽に行ける距離にあり、バスも沢山出ています。

ノシャップ行きバス
樺太食堂

私も3回くらい行ってます。友人K曰く「無敵になりた~い!」

寒流水族館

入りたかったんですが、入ってしまうと私たちのことです、予定破壊レベルの長居を決めて列車を逃すのが目に見えているので泣く泣く断念。

ノシャップ岬に行きましょう。

ノシャップ岬

ノシャップ岬は以前取り上げているので軽く触れるに留めますが、開拓者の鋲っぽいオブジェが好きです。
semicolon0103.hatenablog.com

しかし私はちょっと妙な感覚に陥っていました。平衡感覚ではないがそれに近い何かが狂う感覚。

えげつない圧雪のオフセット

これ、夏季の様子を知っていたので本当に仰天しました。

2022年9月21日撮影

若干アングルが違うんですがこれだけ違います。ちなみに2022年の時はここから友人Kにこの写真を送りました。メッチャびっくりしてました。

しばらく滞在したいんですが時間は残酷です。そろそろ駅に戻らないといけません。

シカの足跡

稚内市内のエゾシカは交通ルールを守ることで有名です。横断歩道も渡れます。なので稚内市内のエゾシカは好きです。

2. さようなら稚内

札幌へ
この切符ももうじき役目を終える

稚内を離れるのはレアイベントではありません。そしてまたどうせ社会人になっても私は稚内に帰ってくるでしょう。
しかし今回は卒業旅行という大テーマがあります。稚内出発が実質卒業旅行の終わりのように感じられる訳です。今までの私の人生で一番寂しかった稚内との別れでした

卒業旅行の終わりは、すなわち学生時代の終わりを意味します。社会人になるとみんなバラバラになってしまいます。私はどうやら人一倍、別れというのに弱いそうで、ことある節目で言語化できない寂しさや辛さに潰されてしまいます。
いくらボイスチャット等ですぐに繋がれるとはいえ、物理的に離れることの重大さはいつまで経っても克服できない気がします。

そんなしみじみとしている私をよそに発車時刻は近づいてきます。画像フォルダを見返したところ、普段じゃ撮らない枚数撮っています。それだけやっぱり惜しかったのでしょう。ただそれは、この卒業旅行がそれだけ思い出に残るものになったことの裏返しであり、改めてこんな普通の人がしないような卒業旅行が実現して私は本当に幸せだなと思いました。友人Kには本当に頭が上がらないです。

幾度となく見た宗谷丘陵
レンタサイクル50km旅の起点・豊富駅
解氷予想をしようとした天塩川(まだ凍って積雪中)
天塩中川
急ブレーキの犯人(鹿)
昨日泊った音威子府
4日前に乗った183と列車交換
結局行けなかった美深 チョウザメ館がある
北星八幡神社

旭川まではあっという間でした。

3. さようなら道北

乗り換え
なかなか着席できなかった
夕暮れの旭川駅

残酷にも発車時刻が近づいてきますが、発車時刻というデッドラインがあることで区切りを付けられるのでむしろ良いのかもしれません。

終わりを実感
夕暮れの大雪山
気づいたら札幌
着いてしまった

しみじみしていますがまだ終わっていません。ここはまだ札幌です。まだ卒業旅行です。偶然見つけたできたて屋で豪勢に決めましょう。

4. 最後の晩餐

焼きじゃけ定食

皮までパリっと美味しい!
tabelog.com

あろうことか徳利二つ

もう、狂う旅程がありません。リミッターが外れて飲みすぎてしまいました。根室の地酒「北の勝」というみたいです。本当に好きです。

名寄かと疑う積雪量

今回積雪がヤバかったのは道央だったそうです。結局今回は輸送障害にも遭わず、旅程が一切狂いませんでした。実は札幌着いてから本当にホッと安心していました。
次こうやって突飛な旅が出来るのはいつになるだろうか、そんな話をしてしみじみとしていました。お互い生きていればきっとまた機会はあるだろう、そんな感じの話をした記憶があります。



明日はもう北海道を離れます。かつてない寂しさだったのを覚えています。我々も大人にならないといけないのです。

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